みなさん、こんにちは!
オシロの@しゅん/コミュニティ熱量研究所 所長 です。
先日、「コミュニティKPIについて語ろう 」のイベントで登壇してきました。その内容を簡単に書いていこうと思います。
「コミュニティKPIと言えば、コミュニティ熱量研究所の所長でしょ!」とイベント主催者の方に呼んでもらえたのは嬉しかったです。
よくあるコミュニティKPIの悩み
コミュニティをやっている人、やりたいと思っている人は、コミュニティに対する価値や魅力を十分に感じていると思います!
ただ、コミュニティ運営や参加体験をしていない人にコミュニティの価値を伝えていくのはとても難しいですよね。。
今回は、コミュニティの価値の考え方、可視化、伝え方について紹介していきます。
KGIとKPIについて
KGIの達成を見るために、KPIを中間指標としてみていきます。
KGIを分解していくと、KPIのツリー構造になります。
そして、コミュニティの数値化を考えていくと、コミュニティを運営する上で大事な指標(コミュニティマネジメント)とコミュニティから生まれる成果をみる指標(コミュニティマーケティング)の2つに分けて考えることができます。
そうすると、各KPIがどこに位置しているのか、責任を持つのがどこの部所・誰なのかが考えやすくなります。
コミュニティを数値化しようとすると、項目はとてもたくさんあるので、KPIの設定に悩みがちです。まずはKGIに対し、どの項目が大切なのかを整理することが重要です。
例として、LTV向上をKGIに置いた時に、KPIを分解してみました。
LTVはどんな要素(コアファン数・購入単価・購入頻度)で構成されているのか、その要素と紐づくコミュニティ内アクションは何なのかを整理すると、どんなことをコミュニティでやっていくといいのか、メンバーにどうなってもらうといいのかが考えやすくなります。
コミュニティの目的
「コミュニティは何のためにやるのか?」、コミュニティの目的を考えるときに参考になるのが「SPACESモデル」。米国に拠点を置くCMX が提唱する、コミュニティのビジネス成果の種類を定義したモデルになります。
目的を整理すると、どんなKPIが置けるのか、どんな課題を解決できるのかが考えやすくなります。定期的に、何のためにコミュニティをやっているのかを考えると、コミュニティの活動内容と目指しているゴール(KGI)とのズレがなくなります。
「SPACESモデル」を理解するのに、以下の記事はとても参考になります!
共創コミュニティからはたくさんのKGIにつながる
一方で、コミュニティが活性化し、メンバーと一緒に価値を生み出せるコミュニティを作ることができると、一つのコミュニティからたくさんの価値を生み出すことができます!
まさに、コミュニティの魅力ですよね。
そうすると、多くの部所のKGIにつながるアウトプットを出すことができます。
いろいろな部所と協力関係が結ぶれるとコミュニティの価値がさらに広がっていくことができますね!
コミュニティから生まれる価値をいくつか上げてみました。
まだまだたくさんあると思います!
LTVなど売上に関わる部分から、従業員の満足度アップ、会社のブランディング、製品のフィードバック、採用など多方面に成果が出てきますね。
どのタイミングで、どんな価値が生まれてくるのかをイメージしながら、コミュニティ設計していくことが重要です。また、生み出したい価値を運営側がイメージできていることも大切になります。
当初想定してなかったコミュニティの価値もたくさん生まれてくると思うので、見逃さなうようにスクショしたり、記録しておくのが大切です。
僕は、コミュニティマネージャーの重要な仕事の一つでもあると考えています。見逃さないために、コミュニティ内の出来事に目を光らせている人も多いです。
コミュニティの価値を見つけたときは、これまでの苦労が吹っ飛ぶぐらい嬉しいですよね!
コミュニティの価値が生まれるタイミング
農作業の場合、まずは種をまいて育てていくフェーズがあります。その後、無事に作物が収穫できます。
コミュニティ運営も同様に、コミュニティを育てていくと、価値がたくさん生まれていきます。
最初から収穫しようと焦らないことが大切です。丁寧に育てていくことで、多くの価値が生まれるコミュニティになっていきます!
まとめ
みんなで話せる場所があることはとても貴重ですね。
コミュニティの価値や魅力を信じて、頑張っていきましょう!
いつでもコミュニティ運営の相談、お待ちしております!
僕も相談させてください!